【新唐人日本2011年7月26日付ニュース】中国浙江省温州市で23日起きた高速鉄道での追突事故で、43人が死亡し、200人以上が負傷しました。中国鉄道省は事故原因を落雷による設備故障とすると発表しました。
現場写真からも分かるように、車両2両が高架橋から転落。一両は地面に落下し大破、もう一両は地面に突き刺さっています。
負傷した乗客の証言によると、追突された杭州から福州に向っていたD3115動車は、落雷のため永嘉(えいか)駅で20分間停車。再出発後、トンネルを経過した時点で動けなくなったそうです。事故現場の第一目撃者によると、後続の北京行きのD301列車がブレーキをかけたものの間に合わず、追突。
ネット上の書き込みによると、泥まみれの現場では多くの市民が救出に参加。運び出された乗客の中には、腕が切断された人や頭部や腰に負傷した人もいたそうです。
現場から最も近い温州康寧病院では当日夜、負傷者60人を収容。
温州康寧病院職員:
「救急ホールは広いので、ベッドを救急ホールに設置しています」
車両が高架から落下したため、乗客の多くが内臓が破裂し、出血。温州血液センターが地元ラジオ局を通じ献血を呼びかけたところ、多くの市民が駆けつけました。
温州血液センター職員:「今並んでいます。
みな献血に来ています。事故を聞いて来ています」
鉄道省報道官は24日、事故原因を“落雷による設備故障”と発表し、上海鉄路局の幹部3人を更迭しました。
新唐人テレビがお伝えしました。